封印再度 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2000年3月15日発売)
3.65
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本棚登録 : 8625
感想 : 645
5

S&Mシリーズ5作目!
今作は今までとだいぶ趣が違うけど、
これはこれで楽しめるというか、むしろ大好き。

今までは理系ミステリという謳い文句どおり
新ジャンルミステリがまずトップ。
そのスパイスとして、
S&Mの繰り広げる知的な会話や世界観がある。

ところが今回は、ミステリはただのオマケで、
完全なるラブストーリー。
いや、ラブコメかもしれない。

そして今作のもう一つのポイントは女性陣の勢い。
県知事夫人の萌絵の叔母である佐々木睦子。
犀川助教授と同じ講座の助手である国枝桃子。
この二人が素敵すぎる。

今作で好きなのは、ずばり、
「西之園さん。ごちそうさま。」
国枝桃子のメール文。
これ、今作の読者全員が思っている気がする。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2023年12月10日
読了日 : 2023年12月10日
本棚登録日 : 2023年12月10日

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