新参者

著者 :
  • 講談社 (2009年9月18日発売)
4.05
  • (1304)
  • (1853)
  • (873)
  • (96)
  • (17)
本棚登録 : 11427
感想 : 1383
4

シリーズ8作品目。ますます刑事としての加賀さんに磨きがかかって来た作品です。「…でも、刑事の仕事はそれだけじゃない。事件によって心が傷つけられた人がいるのなら、どの人だって被害者だ。そういう人を救う手だてを探し出すのも、刑事の役目です(P220)」彼の事件に取り組む姿勢はここだったんだと納得しました。そして犯人に自白させられるのは上杉しかいないと本人を説得するあたり、加賀刑事の疑問を緻密に埋めていった結果描かれる心あるシナリオに泣かされました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年3月24日
読了日 : 2018年3月24日
本棚登録日 : 2018年3月24日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする