白い服の男 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1977年9月1日発売)
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本棚登録 : 1126
感想 : 66
4

H30.08.10 読了。

表題作『白い服の男』はショートショートというより短編。
その分、物語として深さもあり、ブラックさも良い感じに面白い話だった。

『老人と孫』みたいなショートショートも入っているのが良いクッションかつ、面白い。

最後の『時の渦』は締めにふさわしいと思える不思議さとオチ。
なんだか納得できるようなできないような。

個人的にベストだったのは『悪への挑戦』。
ブラックな話だけど、最後は救いもあるのがホッとした。

全体的に読みやすいし、10編という短い編成のおかげでそれぞれがしっかりと濃厚なのがこの作品の良さだと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2018年8月10日
読了日 : 2018年8月10日
本棚登録日 : 2018年8月10日

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