いや~、邦画をなめていました。m(_ _)m
安易なハッピーエンドなどにしていないところに拍手です。(^_^)
人類に対する神の裁きか、はたまた暴力かと思わせるほどの、猛威を振るわせる感染。(>_<)
感染の脅威をこれでもかと描いてくれていましたね。
次から次へと止まるところを知らない死亡者。
容赦ない猛威にハラハラさせられました。
物語も後半に差し掛かって感染の正体判明などで、少し落ち着いてきたかと思わせての看護士の感染と栄子の感染にビックリでした。
最後の院内感染による看護士の死。
残された娘がかわいそうでたまりません。(T ^ T)
養鶏場の経営者の死。
娘の叫びが辛かったです。(>_<)
看護士家族のエピソードはいいですね。
娘にメールを魔法の手紙と教えているところなんかポイント高い!
最後に届いた魔法の手紙に感涙です。(T ^ T)
中学生カップルのエピソードがメッチャ好きでした。(^∇^)
学校でのいじめのシーンは辛かったです。(>_<)
遊園地に来なかった彼氏には、思わず「バカヤロー」と言いたくなってしまいましたよ(笑)
彼氏が家族の乗る車から飛び出して彼女の元に走り出すのを期待していたんですけどね。
でも取り残されたことによって、彼女の自転車での叫びや父親の死を目の前にしての叫びなどが辛さ倍増でした。(>_<)
まさに悲痛の叫びですよ。
ホントに彼女の辛さは診ているこっちも辛かったが、やっと彼氏が遊園地に迎えにきたのに、彼女もついに発症・・・。
神様、あんた残酷だよ。(−_−#)
彼女の絶対的な絶望に、さらに追い討ちをかけるかのような栄子のテレビ電話の展開は燃えました。
最後まで諦めない栄子の勇気に感涙。(T ^ T)
そして栄子が語る微かなる希望・・・。
”8人の内、助かるのは5人”
どうなるかと思わせての中学生カップルの下に訪れた奇跡にガッツポーズです。\(^o^)/
そして今度は栄子の番。
ありきたりの作品ならば助かる展開で、まさかの血の涙
これにはやられました
最後の最後で、あまりの残酷さに涙です。(T ^ T)
これだけのビックタイトル作品だと結局は奇跡がいっぱい起こるものですが、この作品はマジで凄かったです。
無情なまでの残酷さが良かったと思えます。(⌒▽⌒)
奇跡ってなんですか?とさえ思わせてくれました。
松岡と栄子の過去エピソードだけが、唯一の暖かくも微笑ましいところです。
松岡が栄子と撮った最初の2ショット写真。
数少ない微笑ましいエピソードがいいですね。
ホントに唯一の救いですよね(^◇^)
これだけの作品でしたが、残念なところもありました。
●佐藤浩市の退場が早すぎるだろう。
●号泣していたはずの松岡の涙があっさり止まってしまったのは、どうなんだろうね。
●栄子から吐血がまったく見られなかったのが残念。
栄子は本当に強い女性でした。
わずかでも生存率の高い患者を優先する決断。
命を賭けての治療への決断。
最後の最後までカッコいい生き様でした。
そんな彼女が雨の中で涙した姿には、彼女でも心が折れてしまうときもある、決して強くない人なんだと痛感してしまいました。(T ^ T)
栄子が医者になるきっかけとなった弟の言葉が最後に心に残りました。
「例え明日地球が滅びるとも、今日君はリンゴの木を植える」
あなたはリンゴの木を植えられますか?
【上映時間】138分
【製作国】日本
【主な出演】
妻夫木聡:松岡剛
檀れい:小林栄子
佐藤浩市:安藤一馬
藤竜也:仁志稔
国仲涼子:三田多佳子
田中裕二:三田英輔
池脇千鶴:真鍋麻美
カンニング竹山:鈴木浩介
光石研:神倉章介
キムラ緑子:池畑実和
嶋田久作:立花修治
【監督】瀬々敬久
【脚本】瀬々敬久
【音楽】安川午朗
【主題歌】レミオロメン『夢の蕾』
- 感想投稿日 : 2012年1月28日
- 読了日 : 2010年4月15日
- 本棚登録日 : 2012年1月28日
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