予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 早川書房 (2013年8月23日発売)
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人が何気なく取りがちな行動について、実験的にデータ化し、その理由の分析を試みた本。行動経済学というものが身近に感じられ、面白かった。
15の例が挙げられているが、そのうち特に、"需要と供給の誤謬"では、人は自分の中の基準値ができると、それより高いかお得かなどと判断するという、アンカリング効果についてはなるほどと思った。また、"予測の効果"では、あらかじめ効果などを示しておくと実際に効果があがる人が多いなど、プラセボ効果が実証されていて、今後はなんでも疑ってかかるより、信じて試すようにしたいと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
サイエンス
- 感想投稿日 : 2023年1月15日
- 読了日 : 2023年1月15日
- 本棚登録日 : 2022年11月22日
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