妖精の騎士 タム・リン

  • 小学館 (2005年7月11日発売)
3.39
  • (3)
  • (2)
  • (12)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 41
感想 : 11
3

スコットランドの王女マーガレットは、毎日朝から晩までお城の塔のてっぺんで刺繍をしていました。
でもマーガレットは刺繍なんか大嫌い。本当はお城の外で冒険がしてみたかったのです。
ある日マーガレットはお城を飛び出し、カーターヘイズの森へバラの花を摘みに出かけます。
そこは呪われた森と言われている場所で若い娘が行くと、
妖精の騎士タム・リンに呪いをかけられて戻れなくなるらしいと噂されていました。
タム・リンに出会ったマーガレットは彼が幼い頃、妖精の国に連れてこられたと聞きます。
タム・リンを救うには彼を愛してくれる娘が夏至祭りの夜にあることをすればいいのですが・・・
スコットランドに語り継がれるバラッド(民間伝承の物語詩)をもとに作られた物語です。
愛する人を強い意志で助け出そうとする勇敢なマーガレットの姿にうたれます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本(小学生頃~大人)
感想投稿日 : 2010年10月23日
読了日 : 2010年10月17日
本棚登録日 : 2010年10月17日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする