主人公の悠真は、モトGP参戦の夢を追い、生活全てをバイクに捧げる女子高生レーサー。幼いころからトップレーサーへの道を一直線に進んできた彼女だが、同じくモトGP参戦を目指す佳奈の走りを目の当たりにし、その才能に打ちのめされてしまう。初めての挫折を味わった彼女の進む道は……
本書は、何の変哲もない青春スポーツ小説である。ライトノベルと大衆小説の中間的存在とでも言おうか、非常に軽い。奇を衒ったところなどまったくないので、脳みそに全く負荷をかけずに読み進めることができる。青春の甘酸っぱさにただただ悶えたくて手を取ったのだが、その目的を果たすには十分すぎる出来栄えであった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2010年9月23日
- 読了日 : 2010年9月22日
- 本棚登録日 : 2010年9月22日
みんなの感想をみる