『炎上する君』というタイトルと装丁のインパクトに圧倒され手にとった本。
はじめて読む西加奈子さんでした。
「世にも奇妙な物語」のような現代のお伽話が詰まった短編集です。
奇想天外な表現に想像力を掻き立てられました。
「太陽の上」
書き出しから凄い。
「空を待つ」
心がほんのり温まります。「あっちゃん」は勝手に前田敦子さんを想像してしまいました。
「甘い果実」
山崎ナオコーラさんって女性だったよね!?と混乱。
「炎上する君」
可愛らしいお話でした。
恋っていいな。
「トロフィーワイフ」
お祖母ちゃんと孫娘の何気ない会話がいい味出してます。
「私のお尻」
もしかしたらこんな場所があるのかも…と思わされました。
「舟の街」
一番幻想的なお話でした。最後に救いがあって良かったですね。
「ある風船の落下」
一番最後のお話だけあって、一番読み応えがありました。
ファンタジーなのに現代の問題に鋭く切り込みます。
読み終わったら前向きな気持ちに。
西さんの他の作品も読んでみようと思います。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
西加奈子
- 感想投稿日 : 2013年4月22日
- 読了日 : 2013年4月22日
- 本棚登録日 : 2013年4月11日
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