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出版社内容情報
『「核」について13歳の少年の目を通して描いた衝撃的な小説。
ある日、西ドイツの小さな町に“核”が落ちてきた。13歳の少年の目を通して、戦争の空しさや人々の営みを淡々と描く衝撃的な小説です。』
冒頭
『それは、両親や大人たちが思い描いていたようにはいかなかった。たとえば、たび重なる警告も宣戦布告もなかった。アルプス山中の村や地中海の島へ避難するだけの十分な時間が与えられたわけでもなかった。
みんなが水着のまま、長椅子に寝そべっているようなときに突然、ほんとうに文字どおり突然、天から降ってきたのだ。』
原書名:『Die letzten Kinder von Schewenborn』(英語版『The Last Children of Schewenborn』)
著者:グードルン・パウゼヴァング (Gudrun Pausewang )
訳者:高田 ゆみ子
出版社 : 小学館
単行本 : 221ページ
ISBN : 9784093813013
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
原爆・核
- 感想投稿日 : 2022年5月11日
- 読了日 : 2022年6月2日
- 本棚登録日 : 2022年5月11日
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