ハンニバル(上) (新潮文庫)

  • 新潮社 (2000年4月12日発売)
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本棚登録 : 2270
感想 : 151
3

☆3〜4。

原作小説と映画でエンディングが異なる、とどこかで見かけたかも、じゃあ…となり読み始めた。

羊たちの沈黙に続き、「クラリス・スターリング」というキャラクターが好きだと(改めて)感じた。
そしてレクター博士。おぞましさと優雅さのバランスが絶妙で、許し難いのにどこか惹かれてしまうというか……。地球上には数えきれないほどの物語があるけれど、その中でも屈指のキャラクターだと思った。
映画で「本当ムカつくこいつ!!」となったクレンドラー、小説でもそうだった。まだ上巻なので、ムカつき度合いはそこまで高くはないけど……こいつ!!



自分の読書経験値が足りないせいか……?と考えたりして……やっぱり、ちょこちょこと、翻訳(単語)が気になってしまった。一般的な単語。スペルにvがあるものを「ヴ」で書く、とか。(ヴェテラン、リヴォルヴァーなど)
それに、スペル?発音?の通りに表記されている単語も。ジャグゥアー(だったと思う)、インターポル、など。
できるだけ原語に近い表記がされたほうがいいかなと思うけど(人物名などの固有名詞)、世間に浸透している表記もあるわけで……その辺りってどうなっているのか。物語と関係ないところですごく考えてしまった。
しかし「グランドファーザー時計」には「?????」となってしまった。しばらく考えて、あの歌みたいな時計ね、と理解できたけれど……。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年8月24日
読了日 : 2023年8月24日
本棚登録日 : 2023年8月24日

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