人は食べずに生きてはいけない。
食べることは人に喜びをもたらす一方で
悩みの素になることも。
ゲラを頂きました。食にまつわるコンプレックスを
抱えた6人が主人公の短編集。
人前で食事ができない女性、料理ベタな女性
偏食、味覚障害など…
元々、ごはん小説が好きなのでよく読むのですが
最近おいしいごはんとちょっと謎解きとか
おいしいごはん+α小説すごく多いですよね…
その中で少し毛色が違って面白かったです。
おいしい描写よりも人生や食にまつわる悩みに
重きを置かれているためか、かなりビターなので
心がほっこりする本としてオススメは
できないですが、こういう摂食障害が
いつ自分の身に起こるかもわからないんですよね…
作中の主人公たちにはありがたいことに
ほとんど共感はなかったんですが
私が食いしん坊なのもありますが
食事をする、ということが生きていくことにおいて
どれだけ大きいウェイトを占めているか
わかりますねぇ…
給食のお兄さんシリーズ気になっていたのですが
今回、初めてこの作者さんの作品を読んでみて
文章も読みやすいので今度読んでみようかと思います
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2015年11月3日
- 読了日 : 2015年11月3日
- 本棚登録日 : 2015年11月3日
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