怪談実話 無惨百物語 はなさない (MF文庫ダ・ヴィンチ)

著者 :
  • KADOKAWA/メディアファクトリー (2014年6月24日発売)
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感想 : 4
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「夢死」がほっこりしていていいですね。ほっこりという感じではないかもしれないけれど、当事者の人が悟った風でいるのがいいです。
「障子」の外国の方の、障子というのはユウレイを見るために昔の人が発明した、というのに感心。怖いもの見たさの極地ですね。
「添い寝」で行き過ぎた愛情に恐怖して、その結末に納得するも、やはり恐怖。
「止まない薬缶」にやっぱり生きている人間が一番怖いな、とありきたりな感想を思います。
「罵声」のように天罰なのかわからないけど、断罪のような怪談は、少々スカッとします。9割ぐらいは怖さだけども。

「物語の夜」から「あるじのはなし」までの流れが唐突でびっくり。急に講談のような話し言葉になるのだもの。あの語りは好みだけれど、とにかくびっくり。
「あるじのはなし」は語り慣れてますね。亀の甲より年の功とはよく言ったものです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年6月16日
読了日 : 2015年6月16日
本棚登録日 : 2014年9月1日

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