新装版 竜馬がゆく (4) (文春文庫) (文春文庫 し 1-70)

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  • 文藝春秋 (1998年9月10日発売)
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ひとつの国を壊して、新しい国を立ち上げる、ということはやはり大量の犠牲なしには成り立たない。彼らの努力があるからこそ現在の日本があるんだけど、どれだけの人がこの明治維新で命を失ったかを考えると胸が痛まずにはいられない。でも4巻現在それはまだ序盤なのだけど。

竜馬も言っていたのが、文明の発展に参加すると、その文明が今後もさまざまなひとによって継承されてゆき、自分は死んだとしてもその文明の中で生き続けられる、という言葉。たしかに竜馬や無残な死を遂げた武市ら土佐郷士はそういう意味では現代でも生きつづけているのだろう。

〜あらすじ〜

奇怪な事件が原因で発言力を失った薩摩藩は、会津と手を組み、長州を京から追い出す。(のちに薩摩は長州と同盟を組み白虎隊を若松城に追い詰めて会津討伐をするのだが!) これにより発言力を取り戻してきた土佐上士の武市ら郷士討伐を実行する。竜馬の郷土の友はみな倒れ、一方で竜馬は海軍設立を着々と進めて行く。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2018年4月18日
読了日 : 2018年4月18日
本棚登録日 : 2018年4月18日

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