死ねばいいのに

著者 :
  • 講談社 (2010年5月15日発売)
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本棚登録 : 4647
感想 : 784
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旦那が好きな作家。私は難しいかなーと思って手を出してこなかったけど、
これはパラパラーとめくったら、読めそうだったので挑戦。

亜佐美という女が死んで、
その女について教えてほしいと、ケンヤという男が訪ねてくる。
愛人、隣人、彼氏、母親、警察。そして最後はとある弁護士。
みんな、亜佐美のことじゃなくて自分のことばかり喋る。違う、亜佐美はどういう女だったのか知りたいのに。

このケンヤがまず、読んでてイライラする。
それが作者の手中に入れられてるのだろうか、本当にムカつく。
学歴もないやる気もない仕事もない何にもない、ただのクズっす。頭悪いから分からないっス。
そんな感じでのらりくらり。
そして対峙する上記の人々は、何かやましさを持っているからか、余計に翻弄されていく。

最後の6人目でなんとなく全体がわかる。
けど、ケンジへのイライラは治らないまま、物語が終わる。

他の作品も登場人物、こんな感じなのかなぁ。
ちょっとしんどいなぁ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説・そのほか
感想投稿日 : 2022年9月10日
読了日 : 2022年9月10日
本棚登録日 : 2022年9月10日

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