宮部みゆき作品は好きなものが多いのだけど、時代小説は読まず嫌いしていたというか…今回人に勧められて読了。やっぱり時代小説らしい言い回しに四苦八苦して、前半は時間がかかった。
得体の知れない怪物に人々が翻弄される様は掴みバッチリだったのだけど。
登場人物たちは各々魅力的で引き込まれる〜!ってなるのだけど、最終的にストーリーが複雑過ぎたかな。香山藩士、小日向直哉の目線で同藩の人物を辿っていくと誰も彼も順当に怪しくなっていって、真実誰が黒幕なのか小日向の憶測で終わった感が拭えなかった。
そして何より朱音殿には助かって欲しかったな…
お兄ちゃんに改心して犠牲になって頂いて(笑)
ありがちなハッピーエンドを期待しすぎちゃってました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年11月22日
- 読了日 : 2023年11月21日
- 本棚登録日 : 2023年11月13日
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