文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2002年9月5日発売)
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本棚登録 : 6771
感想 : 554
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特製の鑿で女の目をくり抜く目潰し魔事件と房総の富豪、織作家創設の女学校で起こる怪異事件。二つの事件は蜘蛛の糸のように様々なものを絡め取っていく。京極堂の動きすらも読み取る蜘蛛の正体とは……。百鬼夜行シリーズ5作目。
すっごいものを読んだ……→

過去作の関係者もどんどん出てくるし、今作の登場人物もとんでもないつながり方するし、とにかく登場人物の関係を把握するのが大変。でも、把握できたら後半の糸が纏まっていく感じはもう圧巻。アトラクションみたい(笑)軽い気持ちでメモ書いてたら、11枚分になりました。すごい世界観。

人物一覧がないので、登場人物が過去作の話をするたびに魍魎やら鉄鼠やらを引っ張り出して読んでいたので、戦後日本の世界観にどっぷりハマれて最高でした。
これだから京極堂シリーズはやめられない(笑)
そして私の推しの榎木津がめちゃくちゃカッコいいです。今回出番多くて嬉しい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年11月22日
読了日 : 2022年11月22日
本棚登録日 : 2022年11月11日

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