文庫版 塗仏の宴 宴の始末 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2003年10月15日発売)
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本棚登録 : 5049
感想 : 328
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「宴の支度」で描かれた六つの出来事。それぞれは緩やかにつながり、そして一人の男にたどり着く。
宴の始末をつけるのは一体なんなのか。そして塗仏とは……?
濃厚な時間。重ねられる妖怪談義。過去作オールスター出演の豪華版!(たぶんちがう)→

濃いよー。とにかく濃い。今回も主要キャラはみんなしっかり存在感あるし(青木刑事が意外とカッコよかった!!鳥口くんもがんばる〜!)主役は彼なんでほんとに濃厚。
クライマックスの感じはマジで痺れる。もちろんわれらが榎木津もカッコ良いですよ。
ネタバレ怖くてあんまり話せませんが最高です→

京極先生へのインタビューで読んだんだけど、百鬼夜行シリーズは毎回最終巻のつもりで出しているらしい(解釈が違ったらごめんなさい)
わかる。どのお話もきちんとエンディングがあるし、話が閉じてる。
大きな謎はあるけれど、それはもう生きていく上で普遍的なもの、的な感覚?
とにかく楽しかった

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年9月13日
読了日 : 2023年9月9日
本棚登録日 : 2023年9月5日

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