「看取り」とは、どこまで行っても満足はない。考え始めればキリがない。だけど「死んで、そして終わる」。これだけは変わらずにあるってことを改めて理解した。当の露伴は飄々としていて。ありのままを受け止め、恐れるわけでも、嘆くわけでもなくって。看取る側の心のすむように、別れの準備が整うまでの、猶予を与えているかのようだった。
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働く私
- 感想投稿日 : 2004年11月2日
- 本棚登録日 : 2004年11月2日
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