この監督の前作のタイトルがまさに「囚われた男」であったように、今回も主人公は状況の中にトラップされていて、そこから逃げ出すことはできない。そういう意味では前作も今作も密室劇であるわけだ(まあ、今回はループものでもあるんですが)。
だから、ひょっとしてこの監督は小さなバジェットの作品しか撮れない、職人タイプの人なのかもしれない(今回の映画も派手そうに見えるが、ハリウッドの水準から見ればロー・バジェットだろう)とちょっと心配になる。
だが、いや、こういう小規模な作品で腕ならしをして、いよいよ大作に・・・という流れを期待する次第である。
余計なお世話ばかり書いたが、この作品では「ブロークバック・マウンテン」のジェイク・ギレンホールが好演しているし、エンディングもうまく決めている。
今期は「猿の惑星」が一番かなぁと思ったが、こちらも甲乙付けがたい出来である(ま、予算の違いがあまりにも大きいから、階級が違うとも言えるので、両方チャンピオンかな)。
みなさんに安心しておすすめできる一本です^^
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
非ホラー部門
- 感想投稿日 : 2013年8月25日
- 読了日 : 2012年11月4日
- 本棚登録日 : 2013年8月25日
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