猿の惑星:創世記(ジェネシス) 2枚組ブルーレイ&DVD&デジタルコピー(ブルーレイケース)〔初回生産限定〕 [Blu-ray]

監督 : ルパート・ワイアット 
出演 : ジェームズ・フランコ  フリーダ・ピント  ジョン・リスゴー  アンディ・サーキス 
  • 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
3.64
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本棚登録 : 534
感想 : 133
5

私は父の影響もあり、子供の頃、チャールトン・ヘストンが大好きでした。
小学生の頃に、TVで彼の主演作「猿の惑星」を観て、あの有名なラストシーンにものすごいショックを受けたのを今でも覚えています。
その後、続編とかありましたが、一切観ていません^^;
TVドラマでもあったし、日本でもドラマになったよね?猿の軍団だったかな・・・(笑)
って・・・前置きが長い!あはは
1作目が大好きだっただけに、この作品もあまり触手が動かなかったのです。(ってこれを言いたかったのですよ。ははは)
だけど・・・もっと早く観ててもよかったなぁ~と観わず嫌いはいけないと反省しました。
なんとも切なく悲しい映画でした。
人間って本当に勝手だし傲慢だし残酷だなぁ・・って思いました。
アルツハイマーの特効薬ができることは素晴らしいことではあるけど、治験をチンパンジーでし、彼らの知能は驚異的に発達します。
でも、その中の一頭が暴れて人を襲うんです。でもね、知能をもったチンパンジーだってびっくりだよね。今までとは違うんだもん。おまけにそのチンパンジーを怖がらせ暴力を振るう原因をつくったのはおバカな人間だったし。暴れたチンパンジーはお腹の赤ちゃんを守りたかっただけなのに・・・。
研究は急きょ中止、そしてチンパンジーたちは安楽死させられます。
でも・・・そのお腹にいた赤ちゃんはちょうど生まれてしまったんです!新しいDNAを引き継いだ赤ちゃんが。
その赤ちゃんをこっそり隠して持ち出し育てることに。そして名前をシーザーとつけます。
シーザーは手話をどんどん覚え、人間的な感情を持っていきます。
だけど、その動物のことを知っていて好きな人ならいいけど、嫌いな人もいますしね。人間は知らないものや人に対して恐怖を抱くものです。そこから人種差別も起きてくると思うんだけどね。
とうとう事件を起こしてしまうシーザー。そして類人猿の保護施設へ引き取られ、初めて自分と同じチンパンジーたちと生きることになるんだけど・・・。
そう!「猿の惑星」はこのシーザーから始まるわけなんですね~。
ものすごく悲しくなりましたよん。私、類人猿が大好きなんです。特にオラウータンが(笑)。ボルネオ島でジャングルトレッキングして見に行ったくらいなんです。
知能を持って人間と会話できるなんて、なんて素敵なことなんだろう!って思う反面、やはり身体能力の差があって恐さもあります。殴られたら吹っ飛びますよ、人間なんて。
これに近い事件が実際にありましたからねぇ;;
USAのテネシー大学でのことでしたが。片言の手話で意思疎通ができるようになったオラウータンは女子大学生に飛びつき怪我をさせてしまい、今でも動物園にいます。
研究者はもっと配慮するべきでした。人間に怪我を負わせた動物はヘタすれば処分ですしね;;
この映画は科学における動物実験に警告を発しているようにも感じました。
人間に反撃し、自分たちの住む場所へと移動する類人猿たち。なんか複雑な思いでしたねぇ。
シーザーは人間の暖かさも知っているリーダーなので、無駄に人間を襲うとかしないけど、恐怖に陥った人間は攻撃するしね。攻撃されれば仲間を助けるために戦うわけですよん。
可哀想とは思っても、「猿の惑星」のような状態には絶対なりたくないですよ、私だって。
サンフランシスコの森に自分たちの場所をみつけるシーザーたち。よかったぁ~と思う気持ちもあるけど、ざわざわする気持ちにもなりました。
2014年の秋に「猿の惑星:新世紀(ライジング)」が封切りされています。それからのシーザーたちの映画だから、早く観たいです!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 4つ☆以上の映画
感想投稿日 : 2015年1月19日
読了日 : 2015年1月19日
本棚登録日 : 2015年1月19日

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