無個性に溢れた世の中で生きる、とある少年は「十二歳で必ず死ぬ」という新病にかかったと宣告される。
そんな折り、とある少女に出会うのだが…。
これは、少年と少女に降りかかる、文字通り命懸けの物語。
色々ぶっとんだ設定だなと思っていたら西尾維新原作だった。
謎の奇病により“個性”と言える名前や顔などが一切認識できず、12歳で確実に死んでしまうという少年くんと少女ちゃん。
同じ病気故に互いだけは認識できるという状況で、一見すると微笑ましく健気に闘病生活を送っているんだけど、少年くんの内心はものすごいという。もう本当に少年くんが一周回って面白くなってくる。
殺伐としてるようで、何だかんだ少女ちゃん好きだよね彼。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年6月2日
- 読了日 : 2017年5月19日
- 本棚登録日 : 2017年5月19日
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