科学と証拠―統計の哲学 入門―

  • 名古屋大学出版会 (2012年10月20日発売)
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原題:Evidence and Evolution, 2008
著者:Elliott sober (1948-)
翻訳:松王政浩 (1964-)

【メモ】
・本書は、『Evidence and Evolution: The Logic behind the Science』の第一章「Evidence」だけを翻訳・刊行したもの。訳者解説にその理由が述べられている。

・著者のソーバーは、科学哲学者(とくに生物学の哲学)。


【 目 次 】
日本語版序文/目次/凡例 [i-x]
はじめに  001

§1 ロイヤルの3つの問い 006

§2 ベイズ主義の基本 013
 ベイズの定理 
 更新の規則 
 事後確率、尤度、そして事前確率 
 確証 
 信頼性 
 予想と期待値 
 帰納 
 楽園の苦難 
 哲学的なベイズ主義、ベイズ統計、論理 

§3 尤度主義 048
 謙虚さへの強み 
 尤度主義への3つの反論 
 尤度の法則を制限する必要性 
 ばかげた仮説がきわめてもっともらしくなることがあるか
 尤度主義と条件付き確率の定理 
 全証拠の原則 
 尤度主義の限界 

§4 頻度主義Ⅰ――有意検定と確率論的モーダス・トレンス 074

§5 頻度主義Ⅱ――ネイマン‐ピアソンの仮説検定 090

§6 テストケース――停止規則 112

§7 頻度主義Ⅲ――モデル選択理論 122
 街灯の下で鍵を探す 
 科学のモデル構築:広くみられる2つの方法 
 赤池の体系、理論、基準 
 同定可能性 
 AICは統計学的一致性をもたないか 
 ベイズ主義のモデル選択 
 下位グループの問題 
 AICの適用範囲 
 実在論と道具主義 
 パラメータとは何か 
 AICは頻度主義か 

§8 第2のテストケース――偶然の一致についての推論 164

§9 結語 170

訳  注  175
参考文献  209
訳者解説  217
 本書が抄訳である理由
 第8節について
 本書のアウトライン
 議論についての補足
 おわりに
索  引  241

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 4XX.自然科学
感想投稿日 : 2015年2月10日
本棚登録日 : 2014年5月12日

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