相容れない、噛み合わない、分かり合えない、そんな感覚が残る。誰もが自分に一所懸命であるがゆえなのか、その集まりは混沌としている。おそらくそれがわれわれの生き延びなければならない世界なのだろう(限られた人と奇跡のように通じ合える、一握りの時間はあるのかもしれないけれど)。
惜しむべきは未完であることだが、きっとすれ違いを続けたまま話は進み、そのまま終わっていくのだと思う。
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- 感想投稿日 : 2019年9月11日
- 読了日 : 2019年9月1日
- 本棚登録日 : 2019年7月6日
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