仕事も人間関係も イヤなことは1週間で終わらせるコツ

著者 :
  • すばる舎 (2008年6月19日発売)
3.15
  • (5)
  • (7)
  • (27)
  • (6)
  • (2)
本棚登録 : 153
感想 : 25
3

考え方はその人の中でパターン化している。プラス思考に対する疑いがある。「確かに失敗を次回に活かせばいいとこは分かっている。でも..」=自動思考。なぜ、自分はこんなふうに考えてしまうのか。その思考パターンの根本を探り、そこに新しい視点、考え方を与えてみる。
その日のイヤなことは、「一晩寝たら忘れる」ようになる。
こっちがしっかりとやるべきことをやっても、なおかつ相手がかたくなだったら、それは相手の人間性の問題として、自分はもう関知しないことにする。
仕事もうまく行くときもあれば、うまく行かないときもある。
悩みに締め切りを作る。
やらなければならないことを先送りしている状態が、イヤな気分の正体であることは多い。
今すぐ終わらせられることは、今すぐ終わらせる。
悩まないというより考えない、思い出さない。考えないようにしようではなく、それ以外のことを考える。良かったと思えることを思い出してみるのが、有効。
現実の生活では、正解かどうかはやってみなければわからないことがほとんど。
ある程度は考える時間を作って、だいたい考えたなと思えたら、もう考えることはやめてみる。
悩まないようになるというのは、問題を解決することではなく、「問題と距離を置くこと」
自分が何に悩んでいるのか紙に書き出してみる。不安の根源が突き止められる。「どうしよう」ではなく、「どうする」を考える。正体を知ったらあとは解決していくだけ。
一ヶ月後に悩めばいいことは一ヶ月後に先送り。
自分で自分をイヤな気持ちにするのは、もうやめる!と決断する。
思考が感情を左右している。自動思考=自分の考え方のクセを修正する。
「売り上げが昨年の半分しかいかなかった。自分はダメな人間だ」と考えるのは、願望に対する執着があるから、自動思考が湧いてくる。「売り上げ目標を達成したかった」という願望に執着しているため、その通りにならなかった現実を「イヤなことだ」と意味付けして落ち込んでしまう。願望を持つことは必要。「やるだけやった結果だから仕方ない」と考えられる人も同じ願望を持っている」問題は、執着すること。
「こうあってほしい」「こうあるべきだ」という願望を手放せないと、現実をなかなか受け入れることはできない。そして、その現実とのギャップに落ち込んだり、苛立ちを覚え、イヤな気分にさせられる。一方、願望に執着していなければ、起きてしまった現実を現実としてそのまま受け止めることができます。結果、「イヤなことだ」という意味付けをすることもなく、イヤな気持ちになることもないのです。
あらゆるイヤなことは、何らかの願望への執着が生み出している。願望は、自分への願望と他人への願望に分けられる。
他人への願望に執着するのは、自分の願望を他人に押し付けているとも言える。つまり、他人の言動が原因でイヤな気持ちになっていると思い込んでいたのも、じつはそれを「思い通りにいかない」と感じる、自分の見方に原因があったということです。自分をイヤな気持ちにしているのは、他人でも出来事でもなく、ほかならない自分自身だったのです。
嫉妬心。自分はこの人のどういう部分に嫉妬しているのかを自己分析してみる。自分が得たかった物をライバルが得ているはずなので、その「自分が得たかったもの」は何なのか、じっくり考えてみることで、自分が具体的に何に不安や恐れを感じているのかが分かるようになる。負けを認める。あくまで今は負けているだけで、これから追いつき追い越すように頑張ればいい。
やるべきことをコツコツと着実に努力している人に幸運は訪れる。今、自分に幸運が訪れていないのは、まだそのタイミングではないから。
他人は変えられない。という認識を持つ。
ムカつく相手の存在を、自分の感情をコントロールして平常心を保つためのトレーニングに活かす。自己成長のためのチャンスがやってきたと考える。これが自然にできるようになったとき、またひとつ人間的に大きくなったと言える。
部分評価を全体評価と受け取らない。その人はどういう意図で批判してきたのか?批判された内容を自分が再評価する。
完璧を目指すこと自体、現実には不可能なこと。
他人の目を気にするのは、自分のルールがあるから。
ノーマライゼーション(正規化)、「○○してしまったのは、○○だったのだから当然のことだ」と自分の責任を追及する前に、ノーマライゼーションを使って、まずは自分がミスせざるを得なかった状況だけは容認する。
自分にはこの失敗を挽回できる能力があるという前提で考える。
「この問題を解決するのは自分」というところにとどまっていると、なかなか突破口が見つからない。「もし、○○だったらこのミスをどう処理するだろうか?」「このピンチをどう切り抜けるだろうか?」という問いかけで、客観的に問題を眺められるようになり、新しいアイデアも湧いてくる。
自分が自分に付けている条件は、他人や仲間が良しとするものをそのまま自分に当てはめていることが多い。もし他人よりも劣っているからといって、それで自己否定するのはナンセンス。無条件で自分を肯定できるようになると、「こんな自分も捨てたもんじゃないよくやっている」と思えるようになる。
すべてはうまくいくようになっている。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 精神
感想投稿日 : 2008年8月16日
本棚登録日 : 2008年8月16日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする