大企業である一風堂を狙った爆破事件が起きる。警察の捜査により、一風堂に怨恨を抱いている1人の被疑者が浮かび上がる。
爆破事件は次々に起き、その間、一風堂の株価は暴落していき、融資の話も銀行側で検討されることになり、一風堂は企業としての存続の危機に陥った。
そんな中、被疑者の情報が入る。その内容は、被疑者は犯人ではないということであった。捜査を進めていくと、一風堂への怨恨以外の動機で別の犯人が浮かび上がる。株価暴落による利益獲得である。
本当の犯人は誰なのか、そしてどのように爆破事件を起こし株価暴落による利益獲得を実現させたのか。
ミステリー要素も持ちながら、池井戸潤さんらしい経済的な目線や銀行員の使命的なストーリーであり、とてもおもしろかった。
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- 感想投稿日 : 2020年11月8日
- 読了日 : 2020年11月6日
- 本棚登録日 : 2020年11月6日
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