第3弾にしてラストみたい。
もっと読みたい気がしてたので残念だなぁ。
全体的な印象では、
前の2冊は仕事について悩み足掻き成長する、という感じだったのが
この第3弾では自分の仕事に誇りを持っているのが大前提、という気がした。
誇りを持っているが故に悩む、というのか。
これまでに比べると世界観が繋がっている感覚は薄いかな。
最後の伊坂幸太郎氏の話で美味しい部分をつまんで綺麗に構築してたけど。
お仕事小説、という括りとしては、原田マハさん、山本幸久氏のお話は
若干色合いが違う感じがした。
マハさんのは仕事に掛ける情熱というよりはアート愛が色濃く出ていた。
そういう意味ではものすごくマハさんらしいお話ではあるんだけど。
山本氏のは、たぶん地の文の目線がちょっと異質なんだろうと思う。
温かくって好きな雰囲気ではある。
違った意味で色合いが違っていたのが伊坂氏の話。
お仕事小説とファンタジーって両立するんだ、というのが発見だった。
個人的に興味深かったのは日月恩さんの話。
10月から通っている職場が話の舞台に(いろんな意味で)近いので
膝を叩く場面が多かった気がする。
それにしても『Love Me Tender』ゆっくり1節で1分とは知らなかったなぁ。
今度使ってみたいと思いつつ、どのくらいゆっくりなのかが判らない(泣)。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
アンソロジー
- 感想投稿日 : 2013年12月22日
- 読了日 : 2013年12月14日
- 本棚登録日 : 2013年12月15日
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