面白かった!
小説家、出版業界を揶揄するストーリ。
こうした、批判的な話よりも永遠の0のような作品が読みたいです!!
本書では、自費出版ビジネスをとてもよく理解できます。夢を売る男として、ジョイントプレスという名の元、主人公が、口八丁、手八丁で、高額な費用で自費出版させる物語。
本を出したいと願ういろんな人がだまされて契約していきます。しかし、本人はだまされたと思っていない。(それが詐欺っぽいところですが)
そうして自費出版のビジネスモデルを理解してきたところで、さらに悪徳の出版社の登場。
解説を読むとこれらの出版社はなんと実在していたとのことで、おもわず、ぐぐって調べてみました。
ここまであこぎかどうかは別として、ちゃんとビジネスやっているようです(笑)
こうした自費出版ビジネスはさておき、小説家について、さらには今の出版業界のおかれている状況について、あちこちで百田さんの思いが書かれています。
その思いは批判なのかそれともエールととらえるべきなのか..
ということで、とても楽しく、あっという間に読みきってしまいました。
とりあえず、本書と通じて、自費出版詐欺にはあわないようになったと思います(笑)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2016年11月13日
- 読了日 : 2016年11月13日
- 本棚登録日 : 2016年11月13日
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