警官の紋章 (ハルキ文庫 さ 9-4)

著者 :
  • 角川春樹事務所 (2010年5月1日発売)
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本棚登録 : 1424
感想 : 126
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道警シリーズ第三段!
「笑う警官」「警察庁から来た男」に続き、これまたエンターテイメント作品として楽しめました。

ストーリとしては
やはり「笑う警官」から繋がったストーリー
「郡司事件」の証人として呼び出されいた警官が前日に自殺。その息子が日比野伸也が警官となっていますが、洞爺湖サミットの特別警備結団式前に拳銃を所持したまま失踪。
その目的は?
この事件については津久井がその行方を追います。

一方、佐伯は過去の覚せい剤密輸捜査の結果に疑惑を抱き一人で調べ始めます。

さらに、小島百合は結団式に出席する大臣の担当SPに。
津久井、佐伯、小島とそれぞれ任務を果たしながら、今回も結団式当日に向けてストーリは一つにつながっていきます。
やはりその背景には大きな陰謀が..
そして、明らかになる真実
といった展開です


今回も小島百合がいい味出しています(笑)
大臣を警護する東京のSPと好い中になろうと思っていたり、事件解決後、佐伯と食事したり...
さてさて、二人の関係どうなる?って感じ

しかし、ここまで1作目の事件を引っ張り、絡めながらストーリを構成するのってすごい。
とても楽しめました。

これ、ほんと順番に読まないとだめです。
1作目の「郡司事件」からいろいろ話が発展しているし、
2作目の功績から小島百合が大臣の担当SPになるし、

ということで、順番に読みましょう。

まんまと作者と出版社の思惑にはまっているか(笑)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2020年12月12日
読了日 : 2020年12月12日
本棚登録日 : 2020年12月12日

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