「大学改革」という病――学問の自由・財政基盤・競争主義から検証する

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  • 明石書店 (2017年7月25日発売)
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大学は民主主義社会を実現するために存在していると筆者はいう。そして、大学はそのための学びと対話の場であり、学生は「調べ,知り、考察し、話し合い、共有できる知識を作っていく」技法を学ぶのである。

そういう哲学から、今日実施されている「大学改革」は全く間違っていることを、様々な角度から検証していく。日本における大学を議論する際の基本文献の一つだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 教育と学習
感想投稿日 : 2017年10月10日
読了日 : 2017年10月10日
本棚登録日 : 2017年9月5日

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