きえもの日記

著者 :
  • 河出書房新社 (2015年4月17日発売)
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本棚登録 : 190
感想 : 18
5

いつも高山さんの新刊は必ずすぐに購入してるんだけど
今回はドラマの中の食事(きえもの)の仕事に
参加した時の日記ということで購入をずっと
検討してから慎重に購入した。

結果は購入して正解。
今回きえものを担当したドラマの原作本も持っていた
ので、きえもの日記を読みながら、原作本の
どの料理なのかを並行して読みながら、
更にドラマもどのシーンかなって見ながら
じっくりと堪能してしまった。

原作本だけを読んだ時は、まぁいろいろ詰め込んだ
あたりさわりのない物語かなってほかの人の
レビューのように感動しなかったんだけど
高山さんの料理への思い入れを読んでから
ドラマを見て、原作本を読むと、最初に読んだ時以上に
言葉の一つ一つに心に染みる感動が詰め込まれていた。

木皿さんはやっぱり小説よりも脚本家としての
才能がすごいんだなってすごく実感した。
そして高山さんの表現力、目の前の出来事を
自分の作業と並行しながらとても的確に表して
いて、現場の様子が目に見えるようだった。
すごく大変そうだったけれど、高山さんが参加
したからこそ、ドラマは料理がとても印象に
残るものになっていると思った。
食べることは、生きること。まさにって感じ。

昨日のカレー、明日のパンのファンの人なら
絶対に買いな日記だと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 購入 エッセイ・日記
感想投稿日 : 2015年5月17日
読了日 : 2015年5月17日
本棚登録日 : 2015年5月17日

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