文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2003年9月12日発売)
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満を持してという感じで百鬼夜行シリーズ最長の作品にチャレンジ。話自体が上下に分かれている上に、一冊の長さはこれまでのシリーズとほぼ同じということで、めちゃくちゃ長い・・・。とりあえず前半である、宴の支度はなんとか読了。

これまでの百鬼夜行シリーズの総決算という感じで、これまでの作品に出て来たキャラクターが登場してくるのが本作。数年間どころか、最初の作品からは10年以上たっているわけで、Wikipediaがないと登場人物に関する知識が全くないのと同じ状態になってしまっている。全作品を読んでいるはずなのに、これはかなり悲しい。


また、これといった事件は起きずに「不可解な事」が積み重なっていくだけなのに、やたらと登場人物が増えてくるのも、途切れ途切れに読まざるを得ない人間には辛いものがある。
この壮大にとっちらかった話が、宴の始末でどのように収束していくのか、楽しみだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2019年9月20日
読了日 : 2019年9月5日
本棚登録日 : 2019年9月20日

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