八日目の蝉 (中公文庫 か 61-3)

著者 :
  • 中央公論新社 (2011年1月22日発売)
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愛人の子供を誘拐し4年間も育てた女性の方が悪い!

しかしそうさせた男の行動の方がもっと悪い!

妻とうまくいってないだの、離婚して君と一緒に居たいだの
ただ居心地の良い不倫相手を手放したくないだけじゃん!
しかも妻も不倫相手もほぼ同時に妊娠させやがって

不倫相手には「今生れると困る!」と言って中絶させ
妻は子供と幸せな3人暮らし

そりゃぁ恨むに決まっているでしょ

不倫相手に育てられた4年間は子供(恵里菜)にとって家族とは?と言えるぐらい暖かい暮らし
一方、実の母親との暮らしは…子供置いて夜な夜な遊びに出るわ、掃除もろくにしないわ、料理作らないわぁ~~、誕生日会とかのイベントやらないわぁ~

恵里菜が言った言葉
「あの女(不倫相手)のせいで家族がバラバラ」
「あの女が悪い」
「あの女・・・」「あの女・・・」
じゃない!憎むのはお父さん
「お父さんが家族をバラバラにした」
「お父さんが不倫相手とちゃんと別れていないからこうなった」
「お父さんがあの女の人生狂わせた」

と‥‥。

大人になった恵里菜が友達2人と旅に出る。。その場所とはどんなものがあるのか

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年2月1日
読了日 : 2021年2月1日
本棚登録日 : 2020年12月4日

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