面白かったです。
読み始めたときは、このシリーズの前編に当たる作品が既に出ているのは知っていたけれど、読了して前編も読んでみようかとアマゾンで調べたら、現在はこの続刊も出ていると初めて知りました。
つまり、シリーズ三冊も出ているんですね。
つまり、私はシリーズの中巻から読み始めたことになるわけですが、途中から読み始めても殆ど問題なく読めました。
かえって、この前の二人はどうだったのか、その後の二人は? と、余計に興味をかきたてられました。
中華ファンタジーといって良いのでしょうか。
祖国を滅ぼされた盲目の美しき公子とその敵国の王太子が出逢い、恋に落ちる話です。
アマゾンのレビューで多くの方が言っておられるように、格調高い端正な文章は時にエモーショナルな描写を伴うにも拘わらず、あくまでも気品溢れる雰囲気が一貫して漂っています。
歴史物にはふさわしい文章かと思いますが、読者の好みによっては、やや固いと思われる方もいるのではないでしょうか。そこは、もしかしたら好みが分かれるところもしれませんが、私は好きな文体です。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年12月8日
- 読了日 : 2016年12月8日
- 本棚登録日 : 2016年12月8日
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