めぐの身近にいたあるひと(今はオーストラリアで危険をかえりみないトレジャーハンターになった。)は、夜な夜な眠りにつくまえに、愛とはなにかということを考えつづけたのだそう。そして、あるとき、すべてがつながった、のらしい。
きりという名の女の子が、わたしは、マルとやることを愛してる、でも、マルのことを愛しているのかは解らない、と言う。それってすごくよく分かる。
わたしはあのひとの事を愛している、を、たとえばわたしの名前は○○である、ということと同じように明確に、揺るがない事実として掲げることは、とってもむずかしいと思う。だってそれは、月日の流れの中で、変わっていくかもしれないし、じぶんのこころ模様や、相手しだいで、どうなってしまうか分からないことだから手に負えない感があるし。
でもその変わっていくかもしれない危ういことに対しても、変わらないことと同じように平等に対応できたら、飲み込んで、受け入れて、消化して、平然とそうできたらいいかもしれない、とおもう。
いつかすべてがつながるかなー。つながるとおもう。
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- 感想投稿日 : 2010年2月27日
- 読了日 : 2010年2月27日
- 本棚登録日 : 2010年2月27日
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