バッハ:神はわが王なり (知の再発見双書 58)

  • 創元社 (1996年6月1日発売)
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感想 : 3

バッハの生涯を概説した内容。音楽性の違いといった理由で解散するバンドも現代にはあるが、バッハもその時々の雇い主の、教会音楽に対する軽視に不満を抱いて職を転々としたことが書かれている。当時の楽譜が散逸・喪失していることを考えると、才能があってもそういった不運に遭った結果作品が世に残らなかった天才もいるのではないかと思う反面、多少の不遇は解決して世に残る作品を作り続けられたところに、バッハのバッハたる所以があるのかとも思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文庫・新書・単行本 - 文化芸術
感想投稿日 : 2018年1月5日
読了日 : 2018年1月5日
本棚登録日 : 2018年1月5日

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