同じ時代で主人公を変え、その視点を変えると、その人物の印象が異なる。伊達政宗や上杉を主人公側に据えると悪役となる印象が強い主人公や、その妹たる正宗の母親が違った印象で語られる。歴史とは勝者が語るものであり、そういうものだとは思うが、このようにスポットライトが当たらない人物の視点から描く、最近の作者の作品はなかなか面白い。ただし、主人公よりも最後まで武人でいようとした部下の脇役の方がキャラが立っていたかもしれない。
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- 感想投稿日 : 2016年2月6日
- 読了日 : 2016年2月6日
- 本棚登録日 : 2016年2月6日
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