北天に楽土あり: 最上義光伝 (文芸書)

著者 :
  • 徳間書店 (2015年10月9日発売)
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感想 : 15
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同じ時代で主人公を変え、その視点を変えると、その人物の印象が異なる。伊達政宗や上杉を主人公側に据えると悪役となる印象が強い主人公や、その妹たる正宗の母親が違った印象で語られる。歴史とは勝者が語るものであり、そういうものだとは思うが、このようにスポットライトが当たらない人物の視点から描く、最近の作者の作品はなかなか面白い。ただし、主人公よりも最後まで武人でいようとした部下の脇役の方がキャラが立っていたかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年2月6日
読了日 : 2016年2月6日
本棚登録日 : 2016年2月6日

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