生活に支障を来した。
止まらない。とにかく。一気読み。
初、宮部みゆき作品。
普段読んでいるものが作者の癖が強いものが多いからか、透明だと感じた。
作者がいない。
ストーリーだけがある。
最終巻に至り、少しずつ作者の体温が感じられるようになった。ほんの少しだけ。
あえて、存在を消そうとしているのかもしれない。
ストーリーを届けるために。
とても読みやすい。
引っかかることなく、するすると入っていく。
読んでいる最中はストーリーに没入し、
読み終えて思うことはストーリーよりもその手法。
作品には、必ずそれを作った人がいる。
それに気がついたのはいつだろう。
気がついてしまい、少し残念な気持ちがする。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年12月13日
- 読了日 : 2021年12月12日
- 本棚登録日 : 2021年12月12日
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