意表を突くミステリーで「救いなき物語」とあるように、やるせない気分になりました。
ある家で幼い少女が殺された事件。真相は最後の最後しかわからないのだけれど、彼女に関わる家族の誰もが彼女がいなくなることを望んでいたとは、あまりに悲し過ぎます。
驚くストーリーの仕掛けに一気に読んでしまったけれど、嫉妬や屈折した様々な想いが普通の人間をいつでも殺人者に変えてしまう恐ろしさがずしっと来ます。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2013年3月31日
- 読了日 : 2013年3月31日
- 本棚登録日 : 2013年3月31日
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