作家が自分のご先祖様である「静助さん」について語った、やさしい手触りの物語だ。
江戸末期に地方の小さな村にある名主の家に後妻の子として生まれ、マイペースに生きた姿は、とぼけていて、でも善意に満ちていて、なんだかあたたかい。
日本が上り調子に足音高く成長していこうとする時代にあってぽかんと空を見上げている静助さんの姿が目に浮かんで心が和んだ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ほんわかしたいときに
- 感想投稿日 : 2015年11月16日
- 読了日 : 2015年11月16日
- 本棚登録日 : 2015年11月16日
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