子宮内膜症により子供が産めなくなるかもしれないという危機感を抱き、家庭に向かない男との恋に破れた後、堅実で実直な男と結婚することに決めた時枝。「赤土に咲くダリア」と称された野生的な彼女が、妻になり、母になる、その様を追った一冊。
「女」であることの業が、様々な形で描かれている。
繰り返す夫や育児の悩みや日々はリアルだけれど、<小説>として読むには惰性が過ぎて、途中から飽きてしまった。
良くも悪くも、「女」にしか書けない物語だと思う。
読書状況:読み終わった
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なにか考えたくなる
- 感想投稿日 : 2008年1月13日
- 読了日 : 2008年1月13日
- 本棚登録日 : 2008年1月13日
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