ナポレオン戦争時代にドラゴンが存在して、人語を解し、戦力として存在していたら・・・という虚実の入り混じった壮大な歴史ファンタジーの5作目にあたる。
前作から引きずった暗い影はローレンスとテメレアの両者につきまとい、彼らにとって敵はなんなのか、幸福はどこにあるのかもわからなくなってしまう。
ついにナポレオンは英国へと侵略し、本土決戦が展開する。
ローレンスは叛逆者の烙印を押され、テメレアは初めて自身の要求が我を通すことであり愛するローレンスを苦しめていることに気づく。
テメレアの成長が愛らしく微笑ましくもあるけれど物語は暗い色調を帯びたまま次巻へと続く。
次の作品では、ふたりが汲々とせずもっとのびのびと楽しく空を飛び回ってくれたらいいなぁ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エンターテイメント!
- 感想投稿日 : 2014年3月23日
- 読了日 : 2014年3月23日
- 本棚登録日 : 2014年3月23日
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