おびのりさんにお薦めをお願いしてもらった筒井康隆作品です。ありがとうございます!
紹介していただいたのはずいぶん前で、ずいぶん前に購入していたので、積読本に埋もれて探せなくて読むのが遅くなりました。最近、積読本をちょっとだけ片づけたのです。
キャデラックを乗り廻し、最高のハバナの葉巻をくゆらせた”富豪刑事”こと神戸大助が迷宮入り寸前の五億円強奪事件を、密室殺人事件を、誘拐事件を…次々と解決してゆく。金を湯水のように使って。靴底をすり減らして聞き込みに歩く”刑事もの”の常識を逆転し、この世で万能の金の魔力を巧みに使ったさまざまなトリックを構成。SFの鬼才がまったく新しいミステリーに挑戦した傑作ー文庫うらすじより。
主人公の刑事神戸大助はホテルオーナーの父である神戸喜久右衛門の財産を使って、難事件をお金をトリックに使って、じゃんじゃん解決していくという一風変わったミステリーですが小粋でとても面白いです。
時々、演劇を思わせるような演出場面があったり、ミステリーなのに笑いを誘うという筒井康隆氏の本領発揮のミステリーではないでしょうか。
特に最終話「ホテルの富豪刑事」は笑える展開が続きました。
文庫発行が昭和59年になっていますが、古臭さは全くありませんでした。
深田恭子主演でドラマ化というのも納得でした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2023年2月27日
- 読了日 : 2023年2月27日
- 本棚登録日 : 2022年11月9日
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コメント 2件
おびのりさんのコメント
2023/02/27
まことさんのコメント
2023/02/28