望みは何と訊かれたら (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2010年5月28日発売)
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本棚登録 : 298
感想 : 22
4

この時代(政治と思想)の小説がとっても好き。60年代70年代の大学生を描いたものがたまらなく好き。
私らの時代には時代の核とよべるものはもう何もないからなぁ。核の有無は単純な善し悪しでは測れないけど、ぼんやりとした憧れがある。

安穏としているうちに終わりそうな今も好きだけど。

小池真理子さんの作品は3作目。
「恋」(これも政治と思想の季節が描かれている)、「瑠璃の海」。
「恋」はひょっとしたら今まで読んだ恋愛を扱った小説の中でもかなり好きな作品になったんだけど「瑠璃の海」があまりにも陳腐なフリンものだったんで萎えてそれ以来読んでなかった。

「無伴奏」も「恋」と本作と同じような時代が描かれているらしいので次は「無伴奏」かホラー短編集を読む。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本・エンタメ
感想投稿日 : 2013年1月1日
読了日 : 2013年1月1日
本棚登録日 : 2013年1月1日

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