ホンマでっか⁉︎TVでおなじみ、池田清彦氏。
同番組で彼の研究内容を取り上げている企画があって、その時にすごい人なんだなあ、と興味を抱いたのが最初。
サイエンス的予備知識がほとんどない私には、難しい所はあったのだけど、進化論を唱えたダーウィンや、ダーウィンを引き継いだネオダーウィニズムに対する批判と考察は面白かった。
なぜ、ヒトに至ったのか。
なんとなく、今ヒトに至っているのだから、まあ何かしらそうなってこうなったのだろう(笑)とあまり深く考えなかった進化論。
でも、その過程を考えるだけでも、多様な見解があって、ここからどうなるのかを考える上でも非常に重要なポイントであることはよく分かる。
確かに遺伝子操作だけで種を超えた大進化が行えるなら、とっくにエライ事態になっているんだろうな。
しかしながら複雑かつ、巧妙なシステムが何故組み上がるんだろう。『鋼の錬金術師』じゃないけれど、生き物のバランスって本当に不思議で、怖くもある。
ヒトとして在ることを改めて考える良い機会だった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2015年
- 感想投稿日 : 2015年3月27日
- 読了日 : 2015年3月27日
- 本棚登録日 : 2015年3月25日
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