網川(ピース)の狡猾さと有馬氏の人間力に目を見張る第4巻。
飯田橋ホテルの一件で, 前畑滋子の脆さも出てきて, 登場人物全員が建前ではなく, 本音で大川公園を発端とする事件に向き合うという印象を受けた。
ピースはこの事件をどこに帰着させようとしているんだろうか。第1巻からは想像もしていなかったストーリーの展開と登場人物同士の偶然の出会いや繋がりに, ページを捲る手が止まらない。
何より, 有馬氏の聡明さと冷静さは本当に頭が下がる。次で最終巻となるわけだけど, 他の誰よりもこの有馬氏との別れが寂しい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本2018
- 感想投稿日 : 2018年10月27日
- 読了日 : 2018年10月27日
- 本棚登録日 : 2018年10月27日
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