ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス 51)

  • 白水社 (1984年5月20日発売)
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感想 : 1028
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永遠の青春小説として有名な本。

ずっと読みたくて、でもどこにも
置いておらず半分諦めていましたが、
ようやく手に入れられました。

主人公のホールデンが誰かに対して
ずっと自分の話を語り続ける文章。
その誰かはおそらく読者である
私たちなのかな、と思います。

まだ未熟な10代の若者である主人公の
社会の生きづらさや怒りを描いています。
ホールデンは世の中にいる
だいたいの人間を見下しています。

人が死んだりするミステリーでもなければ
大恋愛をするわけでもない。
ホールデンが読者に社会への反感や
クリスマス周辺に起こった出来事を
つらつらを語るだけの物語です。
なのに読みふけってしまいました。

読む年齢によって
感想は変わるだろうなと思いました。
もっと若い年齢で読んでいたら、
もっと歳をとって人生経験を積んだ上で
読んだら、全く違う感想を持つのかも。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 青春小説
感想投稿日 : 2023年1月10日
読了日 : 2023年1月10日
本棚登録日 : 2022年5月28日

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