狼少年のパラドクス: ウチダ式教育再生論

著者 :
  • 朝日新聞出版 (2007年2月1日発売)
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感想 : 25
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大学人が運営や学生の質についてこんな風に発信するのは珍しいのではないか。とても興味深く、おもしろく読んだ。学術論文に関するあたりは、できれば学生の頃に読んでおきたかったと思う(当時はまだ書かれていなかったが)。でも、読んでもわからなかったかも。自分がどれほど漫然と大学に通っていたかを思い出して、ちょっと(かなり)がっかりしてしまう。
著者の持論である大学ダウンサイジング論には、全面的に賛成だ。定員を減らすだけでなく、たとえ定員内でも、一定のレベルに達しない受験生は足切りしちゃえばいいのに、とも思う。
が、これもムスメたちがまだまだ受験年齢ではないから抱ける感想なのかもしれない。長女が高3くらいになっても、こんなふうに強気でいられますように。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2011年5月19日
読了日 : 2011年5月19日
本棚登録日 : 2011年5月19日

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