新作の「AX」を読むに当たり、「グラスホッパー」との間にこの作品があることを知り、発表から大分経っているが、とりあえず読むことに。
正直、「グラスホッパー」の記憶が全くない。しかし、何組もの殺し屋が出てくるところと、一部登場人物が被るくらいで、あまり問題なく読めた。
全編で500ページぐらいあるのに、舞台は東北新幹線「はやて」の車内のみ。4時間ぐらいの間に、これだけのことが起きるなんて、あり得ないけど、そこは伊坂作品。意味があるのだか、ないのだか分からない会話を混ぜ込みながら、どこへ向かって行くのか分からない展開に引き込まれてしまう。
現実味はないし、登場人物がほぼ殺し屋なのに、何故か、ふと笑いそうになるエンターテイメントな一冊。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ライトな感じ
- 感想投稿日 : 2017年8月11日
- 読了日 : 2017年8月11日
- 本棚登録日 : 2017年8月3日
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