書店繁盛記

著者 :
  • ポプラ社 (2006年9月6日発売)
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感想 : 48

書店の作り方がわかる!
ネット書店では”売らない”ことで情報統制できちゃうのでは!?と不安になる。
書評は朝日新聞がよさげらしい。あとラノベと京極が親和性あるらしい。そういわれると読者層がかぶる。
新刊と古本が一緒に並ぶアメリカパウエルの本屋が成り立っている!!本屋で原書と日本語訳本をとなりにおいて売れるのも面白い。
書店で客注をしてもいつごろ来るとかは言えないこと(amazonが特殊なだけ)が分かった。ごめん本屋さん。
変な客には機械的に警備員さんでよし
レイアウト図を作って棚を作ることが本屋の命。隣とのストーリーを考えながら。んで発注量を考える。どんなものを基本にするかすら店舗によって変わってくる。ほんとは作家50音順とか嫌みたい。
図書館とは逆!探すのと出会いに行くのでは発想が逆になるのかしらん。
あと図書館は購入が目的ではないから青田買いは難しい。でも興味を刺激しなくちゃ知的好奇心は満たせない。もちろん本屋だって売れなくては(他の本を呼び水にしてやるにしても)意味がない。
ラノベに関して、オタク度が強くなりすぎると普通のお客さんが逃げるから、とことんは追わない。というのはなるほどと思う。
広けれど浅いと狭いけれど深い、のバランスが全て。
理工系が苦手なのは私も同じ。理工系の中での思想や理論の本だけでなくて、実用書的なものも入れるべきとはそのとおりだのう。
社会科学系は、歴史の現代史がすぽりと抜けがち。授業でもあんまやんないし。ソ連とか。
某大型書店では新刊を平積みしたらすぐPOPをつけろ!と教育されているとのこと。徹底しているなあ。
書店発のベストセラーもいいけど、図書館発のベストセラーだってあっていいとおもうなあ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 図書館・書店・ブックリスト
感想投稿日 : 2011年9月11日
読了日 : 2011年9月11日
本棚登録日 : 2011年9月11日

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