なにかを得る手段として、すぐに「お金を使う」という選択を選ぶ人は、お金をその分稼いでくる必要があるし、稼げない人は不幸になる。そもそも、得ようとしているなにかは、本当に必要なのだろうか。ひろゆき氏は、非常に省エネな生き方をしているらしく、その自身の省エネな生活や思考、価値観が本書には書かれている。ちなみに、省エネな彼らしく、本書もさいごの「おわりに」の文章しか本人が書いていない。
ひろゆき氏のような省エネライフは、ここ数年の流行り(ミニマリストや年収100万円生活)のような気がするが、確かに彼のような人は、どのような環境下でも楽しく幸せに暮らしていけそうである。
しかしあくまでもそれは、彼の物欲があまりなく、他人の目を気にしないという、欲望が平均以下だからできることではないか。たしかに理屈ではそうなんだけど、そうはいってもそんなことできないよーという感想が普通であろう。あと、本書内に書かれていることを友達に実行して許されるのは、彼のキャラや見た目から与える印象の部分も大きいだろう。
「まあ、~なんですがね。」というフレーズが読み進める中で少し気に障る。
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- 感想投稿日 : 2017年8月24日
- 読了日 : 2017年8月24日
- 本棚登録日 : 2017年8月24日
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